2022/10/1-3 北鎌尾根

2022/10/1-3 北鎌尾根

Tさん、私Mで北鎌尾根に行ってきました。

the・登山な、がっつり歩くルート

2年前槍ヶ岳に登ったとき、そのうち歩いてみたいと思っていた尾根。

以前行ったことがあるTさんに相談してみたら、一緒にいってくださるとのことで早々に計画が具体化しました😃

1週間まえから天気をチェック。台風直撃の予報もありましたが、なんとか回避✌✌

さー行きましょー。

<1日目>

当日24時に沢渡足湯駐車場入り。日付けが変わると共に車庫入れしましたが、朝には満車。良いタイミングで入れました。

きっぷ売り場へ行くと、バスチケット購入から乗車まで長蛇の列。バス乗車までに1時間ちょいかかりました。まだマシな方なんでしょうけど(^^;)

7時 上高地から登山開始

長く緩やかな道を行くと、横尾から涸沢と槍方面にわかれます。
槍方面への登山者は少なくなり、槍沢を沿い快適に登ります。

距離は長いものの、ここまでは余裕〜♪と思っているところで、槍沢大曲りに到着。

水俣乗越へ方面へ向かいます。

こっから急激な登り、、、
キツイところはさっさと終わらせたいので、スピード上げがちですが、
明日が本番なので、バテないようにとTさんがペースメーカーとなってくれ、ゆっくり登ります。

1時間ほどで水俣乗越到着。

北鎌尾根が見えてきてわくわく

水俣乗越で大休憩。ここ、登山者はちらほら通りますが、静かで日当たりよく、風が気持ち良い場所です。

しっかり休んだら、この日はあとここを下るだけですが、これがまた鬼の急下降。


出だしはザレザレの急傾斜、というより崖に近いような下り。周りの木の根や草をにしがみつきながら降りていきます。
これが下までずっと続くのか~。と思いきや、途中からジグザグの踏み跡が現れ、傾斜も多少緩みマシな下りに。
さらに暫く下ると、河原のようになるが、傾斜はまだあるし簡単に石が動いて歩きにくい。

前にダイブし、その後後ろにすっ転んでお尻を強打、派手に2回ころびました。

傾斜が緩やかになってからもまた長い河原歩きを経て、やっと1日目の幕営地、北鎌沢出合に到着。

以前は幕営地直近で沢から水がとれたようですが、この日はカラッカラ。先に幕営していた男性に聞くと、北鎌沢を30m上がると水があるとのこと。いわれた通り沢をあがってみましたが、実際は30m以上だったような・・・標高で50m、距離にして200mほど歩いたような気がします。

水を取りに行っている間、Tさんが薪を集めてくれていました。

その後は焚き火&夕飯。やはり焚火は落ち着きます〜。

焚火に癒されたところで、そろそろ就寝。明日が楽しみだぁ。

<2日目>
空が白んで来た5時半頃、行動開始。
いきなり北鎌沢をガシガシ上がっていきます。
途中で沢の分岐が何か所かあるため、違う方向に入らないよう地図をしっかり見て進みます。

7時半 北鎌のコルに到着。

人気のビバーク地なのでハエが多いみたいです(^^;)

独標までの道は、アップダウンがありじわじわ体力消耗されますが、360度北アルプスが見渡せるので清々しい気分☺

独標基部着。
単独の先行者は直登してました。

右下の岩付近にスリングがあるのが目印

我々は直登か巻きか悩みましたが、直下からは上部の様子が見えないため巻きました。巻きルートは基部から見ると崩れそうな箇所があるように見えましたが、近づいてみると踏みあとは明瞭。

進むと、記録でよく見る「逆コの字」が登場。

以前は屈まないと通れなかったようですが地震の影響で窪み上部の岩が崩れ、空間ができて通過しやすくなっていました。

逆コの字はあっけなく通過

逆コの字を通過後、岩稜帯を真上に上がり、尾根にでました。

独標を巻いてからの~直上するところ

まだまだ遠い

独標を巻き、尾根に出た後は基本的にずっと尾根沿いを歩きました。
巻道はあちこちについていますが、よく見ると稜線から離れていくので、釣られないようがまん。
とにかく稜線の岩稜帯の登り降りを繰り返す。

迷いながらも思いのままにルートをとれるのが楽しく、槍がどんどん近づいてくる風景もわくわくします。

一箇所、懸垂ポイントありました。

懸垂しなくても、降りれるルートもありそう。

13時半 北鎌平着。

ビバーク適地◎次回はここでテン泊したい。

北鎌平からさらに進むと、山頂が見上げるほど大きくなり、登山者の姿もはっきり見えるように。

ここまで岩稜歩きでしたが、最後は垂直に岩稜を上がっていきます。ルートをよく見ないと無駄に難しい登りになりそう(^^;)支点や残地スリングが右にも左にも点在し、自分の進む方向が正しいのか不安になりますが、Tさんは「あんまり過去の記録は気にせず登りやすい場所を登って、山頂の直下5mくらいだけはすこし右から回り込むように上がっていくといいよー。」と教えてくれたので、その助言をもらってからはビビらず進むことができました。

ラストスパート

元気出る

15時 槍が岳山頂着🏔山頂にいた小鑓クライマー集団とねぎらい合いました。

混み合うのでささっと写真撮って山荘側へ下山し、

もうひと踏ん張りしてその日のうちにババ平まで降りました。

<3日目>

最終日は、徳澤のソフトクリームを楽しみに、7時にババ平を出ました。

念願のアイス

11時 上高地着。下山完了!!

ガッツリ歩いて大満足の山行でした👍

M