2024/4/20 城山マッドマックス

2024/4/20 城山マッドマックス

S山さん、もっちーさん、Oで、城山の比較的新しいルート、マッドマックスのマルチピッチに行ってきました。事前の打ち合わせで、今回はもっちーさんと私でリードを担当、S山さんは監督です。

取り付きは南壁を岩沿いに東側へと進んでいき、フィックスロープやテープ沿いに急斜面を登って下って15分くらいのところにあります。きれいに整備していただいていて、ありがたいです!

アプローチ
1P目 下からの様子

1P目(5.9)30m もっちーさんリード。所見のアルパインルートで、ところどころ岩が剥がれそうな音がしたり、苔や砂でザラザラしていたり。ピン間が遠いところもあり、なかなかメンタル的に登り難いルートでした。

2P目(5.9)20m Oリード。1P目と比べると、ピン間も遠くなく、しっかり持てるホールドが多めだった印象です。最後は灌木でピッチを切ります。

2P目 終了点より

3P目 少し歩いた後、フィックスロープを使ってラベルして、4P目取りつきへと向かいます。通りがかりに、隣のブレードランナーを先行していたと思われるグループが、懸垂下降でロープが絡んでいる様子が見えました。懸垂時のロープ取りは難しいそうな予感。。

4P目(5.6) ロープを出していない記録があったので、ひとまずフリーで行ってみる?ということで、もっちーさん先行してもらったところ、一手目から大きめの岩が剥がれてプチグラウンド。S山さんがすぐにロープを出して先行してくれました。これからはフリーで行けそうなルートでも、所見の場所ではロープは極力出していきたいと思いました。

4P目 剥がれる岩にご注意

5P目(5.10a)25m Oリード。下部のピッチと様相が異なり、きれいなフェイスに出ました。所見のマルチ10aリードはプレッシャーだったのですが、ホールドはしっかりあり、持ちやすいホールドを選んで右に左に進んでいくのが楽しいピッチでした。

5P目 高度感抜群のフェイス

6P目(5.10b)35m トリはもっちーさんリード。出だしの左上する際のポケット使いと、途中のフェイスの移動部がホールドが遠くて怖かったですが、A0したらF戸さんに報告されてしまうかも!?のほうが怖かったので何とかノーテンで行きました。(フォローですが)

ルートの途中には、リードで落ちたら直撃する場所にハヤブサの巣があって、もっちーさんはハヤブサと目が合いながら登ったそうですが、S山さんと私は全く気付かず登ってしまいました。ハヤブサすっごく見たかったです。長くて登りごたえのあるルートでした。

6P目 ハヤブサに会いに

今回マッドマックスに取りついていたのは私たちだけで、待ち時間もなく3時間ほどでルート完登できました。ただその後の懸垂下降は、ルート取りやロープの絡みでなんやかんや時間がかかったので、次回は頂上に抜けて歩きで下山するのも良いかも、と思いました。

締めはフリーで

帰りには南壁でフリーを一本づつ登って下山。気候にも恵まれたっぷりとクライミングを楽しむことができた、良い一日でした!