温泉のある沢、毒水沢へ行ってきました。
メンバーはSさん,Iさん,もちの3名です。
天気は晴れ時々曇り、標高2000m付近で快適な沢登りでした。
＜タイム＞
5:00スタート→6:30入渓点→11:45脱渓（1950m付近）→12:00芳ヶ平ヒュッテ→14:00駐車場
わたくしここ最近、”野湯（のゆ）”なる単語を知りました。
野湯とは読んで字の如く、そこら辺に生えている温泉という意味です。非常に楽しそうですね。
そういう訳で近場で行けそうな野湯を探したところ、群馬県草津白根山の毒水沢に野湯があると知り、行ってみようということになりました。
さて草津白根山 大沢川 毒水沢へは草津温泉からアプローチします。
今回は前夜発で向かい、多少仮眠して5時、日の出と共に出発しました。
入渓点である橋まではおそよ1時間半程の登山道歩きとなります。
本来であれば登山道入口から登れば良いのに、つい横着してショートカットが出来そうな道からスタート。これが仇に！背丈ほどある笹を掻き分けて進むことになりました…急がば回れでしたね。
藪漕ぎ数十分、登山道に合流して暫く歩くと水流音が聞こえ始め、入渓点である橋が見えてきます。
この地点では水温は普通の沢です。全部が温水という事は流石に無かったでしたねー汗。
しかし水の味は酸味と鉄っぽさが混じってまさに温泉です。
入渓してから暫くはナメと登れる小滝が続き、楽しく進んでいきます。
周りは見たことのない素晴らしい渓相でまったく飽きません！
一時間程歩くと大滝が見えました。左岸を巻けます。足場は安定しています。
フィックスのトラロープは劣化が激しそうなので頼らない方が良さそうです。
この滝を超えると…ついに野湯が現れました！立派な温泉ではありませんか！
でもちょっと入るには小さかったので次を狙います。
早く入れそうなお風呂来ないかな～なんてワクワクしながら遡行していきますが、水温は再び冷たくなってしまいました。
暫くは温水ゾーンが続くのかと思いましたがそうでも無いようで、そのまま遡行を続けているうちに終盤まで来てしまいました。。。
あれ？もしかするとこのまま入れずに脱渓か…？と一同心配になってきたタイミングで再び温水に！しかもかなり温かく、これは絶対にあるぞと、自然とペースが上がります。
お風呂ありました！しかもなんと天然の打たせ湯付きです。
さっそく入湯！見て感動、浸かって感動です。
（ちなみに入ったことで湯船が混ざり、ぶっちゃけぬるま湯だった…）
でも大丈夫です。打たせ湯滝の上流にもう一つしっかり熱い湯船がありました。
掘ると底の方からあつーいお湯が出てきます。最高です。
温泉地帯からは脱渓地点まではすぐです。湯冷めしないうちに下山します。
ちょっとしたアクシデント（落とし物したり、Sさんがへツっていたら岩ごと剥がれて池ボチャしたり）がありましたが、最高の沢登りとなりました！
Sさん、Iさん急なお誘いにも関わらずご参加いただきありがとうございました！
もち
