三連休最終日、シンさんともちづきで小川山セレクションに行きました。
天気は快晴!標高1500mの廻り目平キャンプ場も熱々でした。
17日朝6時に廻り目平キャンプ場に到着できるように夜も明けていない3時にシンさんに迎えに来て頂き、いざ川上村へ出発します。(3時のくせして暑かった…)
わたくし、何故か長袖(薄手だけど)を着てしまい、この時点からずっと暑いです。
夏は半袖を忘れずに持っていきましょう。
まあ何事もなく高速道路は順調に流れて予定通り廻り目平キャンプ場に到着し、(暑い以外は)
準備して屋根岩2峰へ出発です。
遊歩道に従って何となく北北西に向かえば屋根岩のどれかにはたどり着きます。
大滝のような汗をかきながらセレクション取りつき到着です。
前には1パーティーのみで早く出た甲斐がありました。
こんな感じで登るんだとルートを確認しつつ登攀の準備をして登ります。
<1ピッチ> シンさんリード
なんか嫌らしい斜めっぽいクラック。シンさんさくっと登り、
自分がリードなら絶対簡単には行かないだろうなと思いながらもフォローで登ります。
左上のガバを掴めるまで頑張れればというのがフォローの感想です汗。
さて今回クラックで登るのはシンさんも初とのことでクラックピッチはシンさんにお願いました。
<2ピッチ ダイヤモンドスラブ5.8>もちづきリード
グレードとは何ぞやと考えさせられるルートでした。
もしかして小川山は足で立てれば5.8だと思っている…???と思いながら登ります。
確かに傾斜は緩く、穴ボコに指や足を置けるので、うーん5.8なのかぁと…ピン間隔は2mと遠いです。
怖いですが、お前はいつまで内弁慶なんや(ジムでは登れるという意)勇気と覚悟や(意訳)という
F師匠の言葉を反芻しながら登ります。でも怖いもんは怖い!!
(日が当たる前に登れてよかった!)
<3ピッチ目>シンさんリード
チムニーに体をもぞもぞさせながら登ります。
花崗岩で摩擦が効き難なく超えられます。移動ピッチかと思います。
<4ピッチ目>もちづきリード
わたしにとって鬼門となるピッチとなりました。
出だしのクラックが核心となりますが、絶妙に立木から重心を岩に移せず、セットしたカムでA0してしまいます。え、小川山でA0????お恥ずかしい限りです。(おこらないでね)
クラックを抜けた先のフェースでもムーブが分からずテンションを要求してしまい、なんだかよく分かりません。中間のフレーク沿いでもかなりランナウトさせてしまい、大反省です。
(あと日差しがあちい。)
<5ピッチ目>シンさんリード
ナチュプロのトラバースです。
ホールドはアンダー気味で、持ちにくくは無いのですが、リードでカムを入れるとなると話は変わりそうですが、シンさんは安定にトラバースし、難なくクリア。さすがです!
トラバースのフォローはどの程度ロープを張ってもらうかリードとしっかりと声がけした方が良さそうです。(ビレイ中は日陰で涼しかった!)
<6ピッチ目>シンさんリード
ここまでツルベで来ましたが、最終ピッチはシンさんにバトンタッチ。
ルートはY字に左と右に分かれていますが左側を登っていきます。
クラック上部、乗越す辺りでシンさんの唸り声が聞こえてきます。
どうやらクラックの最後が難しそうです。自分に越えられるか急に心配になりますが、
緊張の中遂にシンさんが登り切りました!
(ビレイ中に後続ペアがカラビナとカムを落下させたようで、それはそれでビビった。)
さてフォローで6ピッチ目を登りますが、最後が難しい!
微妙にクラック幅が広く、右手のジャミングが効きづらいです。また左手も微妙です。
右手の微妙なジャミングでお茶を濁しつつ登りました。リードで登ったシンさんに感服です。
無事に登り切り、屋根岩3峰と4峰を眺めつつ休憩後して懸垂で降ります。(日差しが暑いが心地よい)
今回はダブルロープ×2、50m一回の懸垂で降りましたが、あまり右側に行き過ぎると足りなくなるので要注意です。
さて、帰るには早いので駐車場で休憩した後、マラ岩まで移動して10cのレギュラーを登りに行きます。
が、セレクションの疲労と暑さによる疲労からか二人とも全く登れません!
完登というかクイックドロー回収を使命として登り切り、帰宅です。(^^;)
暑さにやられたところも大きいですが(と思うようにしている)、
小川山は/自分の弱さを知らされるなぁと持っています。それでよいと思うのでちまちま小川山に通いたいなと思ったクライミングでした。シンさん、付き合っていただきありがとうございました。またよろしくお願いします!。
もちづき