ストロングゴルジュスタイルに行かないまでも、ゴルジュスタイルの端っこ位をかじってみたいと思い、昨年行った丹波川本流。入渓前は「一之瀬川本流もまとめて突破だー」と考えてはいたものの、結局いつも通り「もうお腹一杯だからいいや」と一之瀬川本流までは足を延ばさず脱渓してしまいました。
今回の一之瀬川本流の前日である土曜日は、南アルプスの鞍掛沢をFulさん、シンさん、Mimさん、Mっちーと遡行し、ややヒラメ筋に張りを感じる中での、一之瀬川本流です。
テーマは夏の沢登り計画に備えての泳ぎ沢訓練!!!そして私としては宿題として残っていた一之瀬川本流との初対峙です。
前日の鞍掛沢メンバーからMっちが抜け、一之瀬川本流遡行にはナイトさんが参戦です!よってメンバーはFulさん、シンさん、Mimさん、ナイトさん、私Fの5人です。
花魁渕付近廃道(国道411号線、一之瀬高橋トンネルを塩山側に出てすぐの右側)に駐車していざ出発!
廃道の切れ端手前の看板付近から急坂を下ります。
一之瀬川の沢床に降りた!いざ入渓!
しばらくこんな感じのやや広の沢を歩いていく。
泳ぎ沢らしくなってきた!遡行図(東京起点沢登りルート120)の③の「最初の深い落ち込み」と思われる。気温は最近では高めだが、日が照っているわけではないし、真夏でもないので濡れると寒い。。。
でも、新緑が綺麗🍃丹波山エリアは山が深くて良いな-◎
ゴルゴルしてきた。ぐんぐん水に入る。
遡行図の④付近か。
映えるなー✨
遡行図の④付近を上流側から。
遡行図の⑤付近。右岸を通しに水線を行くが、1mくらいの落ち込みでももろに水流を食らうのでなかなか厳しい。他の人のブログだとへつったりもしてるらしい。右岸の高いところにスリングがあるが、これはへつりの際に振り子で使用するのか、それとも右岸巻き用なのか。巻きにしても悪いので要注意と思われる。
⑤を上流側から撮影。
不意にラスボス登場!!!遡行図⑥。他の人の山行記録でもほとんど押し戻されている。
何度もトライするもあえなく撃沈。。。。
ハンマーブロス作戦をするが、思い通りにはいかず。歯が立たん。
そうこうしているうちにずぶ濡れの体が冷えまくってきたので、ゴルジュのオアシス「日なた」を追い求めて丸太渡り。太陽あったけー☀
ボスキャラは、真夏の暑い日の宿題にとっておいて、左岸巻き。かなり立っている。フィックスがあるが、1段高いところにはハーケン残置もあり、木の枝まで手が届けばホールドはばっちり。よって、フィックスが仮にぼろぼろになっていたとしても、残置ハーケンでの中間支点や、自分でのネイリングで対処すれば行き詰まることはないと思われる。
巻きは登った後もなかなか不安定な場所を歩いて沢床に戻るので、くれぐれも慎重に。
巻き終わった後は「ナイアガラNo.1」って、本当にこんな名前がついてるのか!?セクシャルバイオレットに並ぶ謎の「No.1」。
ボスキャラを後頭部から俯瞰。ボスキャラ排出口の流れを突破できたとしても、その先を、水線通しは不可能と思われる。左岸の窪みまで行きついて岩に乗り上げるのが正解か。だとすると左岸の水中ホールドを探してヤツメウナギ泳法か、それとも自分も試した右岸平泳ぎから右岸壁を蹴って左岸のホールド水平ランジでそこから水中ホールドを探るのか、んーいろいろ考えると楽しい☺
ビバ日向!この写真なんかポカリスエットとかのCMのイメージです。私の中では。
ボス後は適度な泳ぎ沢が続く。
ダイブ対岸渡り!
寒いのに積極的に泳いでいく。沢ってサイコー!!!水遊びは子供だけのものではないっ。自分も含めておっさんも水遊びは楽しい!
右岸にこのようなロープがあるが、やはり巻き道は不安定で危なそう。この右岸側から左岸にダイブ渡りをして、ホールド豊富な左岸をへつった方が自分としては安心だった。
なので再びダイブっ!!!!!!
からのヘツリ
上流側からの様子
その後、遡行していくと大常木谷出合いを過ぎた先に右岸の赤テープが出てきて、脱渓点となる。
こんな感じのところ
「三角締め」といえばアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを思い浮かべてしまいますが、今回は「末端交換三角法」という渡渉ロープワークの練習を脱渓点で行います。
やっぱりやってみないことには始まらない。「実際にやってみる」というのは本当に重要。システムがよくわかる。リスクとなる部分もわかってくる。
訓練をより充実したものにするために、転倒サービスも入れていただきました!
脱渓!一之瀬林道に乗りあがります。
一之瀬林道を歩いて、国道411号に至り、駐車場の花魁渕付近に到着!
泳ぎ沢たのしいな😏
充実の泳ぎ沢でした!おつかれっした!
F
<コースタイム>
駐車場発7:40→入渓7:50→遡行図の③の胸まで浸かる落ち込み8:21→核心ボスキャラ(遡行図⑥)10:10→ボスキャラをあきらめて巻き始め10:50→大常木沢出合い先の脱渓点13:15→(しばしロープワーク訓練)→一之瀬林道到着14:10→花魁渕付近駐車場到着14:40