2022年ラストに山梨県 太刀岡山 左稜線に登ってまいりました。
メンバーはNさん、Fさん、Kさん、私もちです。
冬晴れの中、他パーティーもおらず貸切状態で登れました。
太刀岡山左稜線は麓から頂上鋏岩まで9Pあり、下部はクラック、上部は岩稜が続いた後、頂上鋏岩ではスラブが楽しめるといった、3度おいしいルートです。
12月末でめっちゃ寒いんではなかろうかという私達の予想とは裏腹に意外といける気温でした。
しかし天気次第ではかなり寒くなりそうです。
1P目取り付きには駐車場から小川を渡り森の中を10分程歩くと到着します。
少し左に行き過ぎてしまい、若干彷徨いましたがすぐにたどり着きました。
ここからシューズを履き替えてクライミング開始です。先行Fさん&私、後続Nさん&Kさんで挑みます。
ちなみに私もちは初クラックと初マルチで緊張しています。
今回はFさんに全てリードして頂きました。ありがとうございました！
下部3Pはクラックです。
リードFさんがカムとナッツ・スリングで的確に支点を作りながら流れるように登って行き、後からもちが続きます。
Nさん&Kさんペアはリードを交代しながら登っていきます。
出だしの岩に乗るまでが難しく感じました。その先がクラックです。
岩の摩擦で意外とジャミングが決まってほっとしました…
個人的にはこちらのクラックが難しかったです。
青い残置スリング付近の幅が狭くフットジャムを決めきれず大変でした（泣）。
スクイーズチムニーに体を入れて登り、写真左側のスラブに移って直上します。
チムニーはなんか登りづらいし、スラブへ移るムーブも不安定です。
またここはボルト支点間隔も少し遠く、リードで登ったFさん、Nさんには脱帽です。
4P目は前方リッジに移るまで要注意ですが、その後は歩いて支点まで行けます。
また5P目スタートのクラックを越えてから8Pまでは岩稜帯です。
足掛かり・手掛かりはちゃんとありますが、高度感があり中々油断出来ません。
クラックを越えた先は高度感が味わえる岩稜帯になります。
といっても集中が必要で油断出来ません。
高度感抜群です！ばえます。
そして最後9P目は鋏岩頂上に登るスラブのフェースです。
私にとっては登れるギリギリぐらいのグレードで食後のデザートのようなピッチでした。
楽しかったです。
そして鋏岩頂上で集合写真を撮って下山です。
いつの間にか日も傾きかけており、暗くならない内に急いで駐車場まで降りてまいりました。
一緒に登って下さったNさん、Kさん、そして通してリードして下さったFさん、
ありがとうございました！また来年もご一緒に沢山登りましょう！
もち
