2023/1/8〜9 八ヶ岳アイスクライミング(ジョウゴ沢、南沢大滝)

2023/1/8〜9 八ヶ岳アイスクライミング(ジョウゴ沢、南沢大滝)

Kuです。今年最初の連休は、FnさんとKoさんと八ヶ岳にアイスクライミングに行ってきました!

氷瀑は去年の暮れに広河原沢で初めて登って以来2回目だったのでとても楽しみで、1日目はジョウゴ沢の乙女の滝、2日目は南沢大滝でアイスクライミング、夜は小屋でステーキと新年から贅沢な山行でした~

2023/1/8

初日は、北沢回りで本日の宿泊場所である赤岳鉱泉に向かいました。美濃戸口から赤岳山荘までの雪道で車がスタックしていて少し出発が遅れましたが、9時半には赤岳鉱泉へ到着。

アイスクライミングの装備一式を背負いながらも、ちゃっちゃと行ってしまうFnリーダーを黙々と追う自分とKoさん・・・汗。(天気が良すぎて)登っている間は少し暑いぐらいでした。八ヶ岳の山並みをバックにアイスキャンディも光ってます。

赤岳鉱泉へチェックインの後(今日の夕食はステーキらしいです。やったね)、ジョウゴ沢に向かいました。硫黄岳に向かう登山道を少し行き、ジョウゴ沢の分岐で柵を越えて厳冬期の沢登り(?)。

途中、F2でロープを出してもらいバイルで登りました。氷結してましたが、先人達の登った跡でボコボコでした。手足はかかりやすかったです!

無事滝の上まで登ると、ゴルジュ地形になってきました。沢全体が雪に覆われていてその上を歩いているのは不思議な感じです。たまに沢水が顔を出している箇所もあったので、ドボンに注意が必要でした。

ここからはアイスの上を歩く箇所も増えてきて、道も険しくなってきたのですが、バイル(※借り物)をドヤっと氷に突き刺しながら越えていきます。そして、ゴルジュの奥上に何か光るものが見えたと思ったら、乙女の滝でした。

氷瀑をあまり見たことがないので他と比べられないですが、青空の下、陽の光に照らされ、青色でめっちゃきれいでした!登りに来たはずなのに、見ただけでもかなりの満足感。高さは20メートルぐらいでしょうか。

テンション上がって、滝の取り付きまで下の段の氷を直登しましたが、左から巻いた方がよさそうでした。滝の取り付き下は氷結していて傾斜もあるので、下から写真を撮っているときも滑らないように注意が必要でした。

本日は先行パーティーもおらず貸し切り状態。ゆっくり登れてとてもありがたいです。まずは、Fnさんがリードでロープを張りに行ってくれました。青空をバックに映えますね〜!!風もあまりなかったので、ビレイしていてもそこまで寒くはなかったです。

Fnさんが難なくトップロープを張って下りてきたので、次は自分の番。垂直だなあと見上げつつ、右端のルートを登りました。半分ぐらいまでは足がかりもたくさんあったのですが、その上が傾斜が急になっていて、バイルを振るう腕がプルプルに…。時間をかけて、(何度か落ちましたが)何とか上まで行くことができました。(最後、バイルが振れないくらい腕が死んでたけど)楽しかったです!反省点は多々あり。

次はKoさん。アイスは久しぶりとおっしゃってましたが、さすが、サクサク登られてました。太陽もいい感じに登ってきて、氷瀑もすごくきれいで映えますね~

この後、Fnさんが左の柱から、自分とKoさんが右端から登り(自分は途中時間切れ)、15時過ぎに撤収となりました。名残惜しくはありますが、小屋でステーキが待っていますので。

帰りもアイスの下り坂があるので、前爪を突き刺しながら慎重に下ります。来るときにロープを出してもらったF2は懸垂下降で下りました。

16時半、赤岳鉱泉到着。

ステーキ間に合った!ワインもビールも美味しかったです。やっぱり小屋はいいですね〜

2023/1/9

翌日は朝ご飯もそこそこに、6時過ぎには赤岳鉱泉を出発。行者小屋経由で南沢を下りました。

昨日に引き続き、Fnさんを黙々と追う2人。分岐から登山道を逸れて沢を遡ること10分ほど、南沢大滝がどーんと見えてきました。しかも、一番乗り!

40mはありそうな大滝です。めっちゃ長いし、かなりの迫力でした!曇り空なのが残念です。

60mロープを2つ付けてトップロープを張りに行くFnさん。

が、どんどん遠くなっていきます。一番、氷が安定していそうな左端のルートをゲット出来ました。ついでにスクリューも回収しながら下りてきてくれました。感謝です。

次、自分の番。こんな大きい滝登れるのかなと、登り始めます。下の方はボコボコで傾斜もゆるいので登れそうですが、上に行くと傾斜が立ってきています。上の垂壁で例のごとく腕が死にましたが、ゾンビ状態で1、2メートル登ったら、足を置けるところが出てきたので腕を回復させる。というのを繰り返しながら、何とか上まで到達しました。昨日ほどは落ちなかったようです。

下りてくると、後続パーティーが続々と入っていて、ロープが追加で2本かかっていました。登山口からもわりと近いですし、さすが人気ルートですね!朝早く起きて、頑張って歩いたかいがあった。

続いてKoさん。順調に登られてました。

右側の氷の状態があまり良くないみたいでビレイしている最中も、時々、氷が落ちてきました。気が抜けません。ロングルートで体が温まったせいか、この日は、ビレイ中もそんなに寒くはなかったです。

因みに、取り付きの下に少し段になっているところがあり(↑の写真の下3分の1あたり)、そこが氷結していてつるっつるっなので下りてきてからが大変でした。下から見たらそうでもないけど、上から見るとマジで氷の滑り台。アイス初心者の自分はリーダーにダメ出しされながら何とかクライムダウン。

2回目トライではバイルの穴ボコが増えたせいか1回目よりは多少楽に登れました。クライミング精進せねば。その後、もう一度、KoさんとFnさんが登り、13時過ぎに撤収。14時には赤岳山荘まで帰ってきました。

氷瀑めっちゃきれいだし、アプローチでの氷上を歩く感覚も新鮮でした。そして何よりアイスクライミング楽しかったです!!

Fnさん、Koさんありがとうございました~!

Kuでした。赤岳鉱泉のカモシカがめっちゃ可愛かった…