2023/11/23 瑞牆山 山河微笑

2023/11/23 瑞牆山 山河微笑

Fさん、シンさん、Oで、瑞牆山の人気ルート、山河微笑に行ってきました。

8月に行った時には雨上がりのため1P目からずぶ濡れで、3P目で私がもたもたしている間に雷がやってきて途中敗退だったため、今回はそのリベンジです。

自分的にはこのルートはまだまだ早いと思いつつも、背伸びクライミングご一緒させていただきます!

この日は11月にしては暖かく、風は程よくあったので岩も乾いていて、コンディションは前回より格段に恵まれていました。

Fさんが1,3,5Pをリード希望とのこと、わたしはフォローで、まずはルートを抜けて全貌を見ることを目標にスタートしました。

1P目(5.8)Fさんリード。足場がそれほど良くない場所で体の向きを変えた後、凹角からトラバースしてハングを抜け、大きな立木を通り過ぎたところに足場の良いテラスがあります。前回は濡れているから難しかったのかと思いきや、乾いていても易しくは無かったです。

1P目 取り付きの様子

2P目(5.8)シンさんリード。大チムニーを、背中や足で目いっぱいフリクションを効かせて登っていきます。チムニーを抜けて、リードなら先にプロテクションを取れないであろう状態で、ホールドの甘い左側のフェイスに移る所がめちゃくちゃ怖かったです。フォローのわたしはワンチャン狙って思い切って移ってみましたが、あえなく撃沈しました。

2P目 シンさんを捜せ

3P目(5.10a)Fさんリード。木登りから斜めに走る、徐々に狭くなるチムニーに入っていきます。私にとってはとっても難しい。下部では体が外れて大きく右側に出てしまい、ターザンのように助走をつけてチムニーの中に戻るも、結局自力で抜けれずFさんの作ってくれたお助けスリングを全力で頼って登りましたが、今度はチムニーから出れず、もがいて岩に頭をゴツゴツと打つという、コントみたいなクライミングになってしまいました。

下調べでは、この先は快適なハンドが待っているとありましたが、ハンドが決まる場所に着いた頃には一手進むごとに疲労困憊でした。でも景色は最高&何はともあれまずは抜けれて良かった♪

3P目 頭はさまる

4P目(5.6)クライムダウン。なんだかんだで緊張するルートで、とりま慎重に降りました。

4P目 クライムダウン

5P目(5.10a)Fさんリード。薄被りで手も足もばっちりと決まらないサイズのクラックを登っていくルートです。めちゃくちゃ、めちゃくちゃ難しい!オフウィズスの10aがこんなに厳しいものだなんて。ここに比べたら3P目は快適だったんだなと、少し前のルートを懐かしんでしまうくらいでした。Fさんが作ってくれたお助けスリングをあぶみのように使って何とか抜けました。頂上に着いたのは16:30で、何とか陽があるうちに登り切れてほっとしました。

5P目 オフウィズスの洗礼
5P目 終了点より

背伸びどころかジャンプしても届かない、アウトオブリーチなルートでしたが、全貌を見ることができて良い経験になりました。ガチ目山行もたまには必要だね、と話しながらヘッデン下山。

来シーズン再チャレンジできるように、この冬はフリーの岩場でクラックを練習していきたいです。