冬山の足慣らしということで赤岳主稜いってきました。
強い冬型の天気予報だったので土曜日帰りのつもりで行ってきましたが、文三郎を登るにつれ風が出てきて、主稜取り付きに到着する頃には目も開けられないくらいの風になっていました。加えて先行していた二人組のパーティが懸垂で降りてきて「風が強いわ、ハーケンみあたらんわ、いけへんわ」と言って敗退してきた姿を見て今日はダメだなと思い、日曜日に仕切りなおすことにしました。
けれど日曜日も朝から雪がちらつき、ガスも出て視界があまりよくない。でも風は昨日ほどではなくいけそうな雰囲気。なので予定通り主稜に取り付き登攀開始。
1ピッチ目のチョックストーンは雪が少なく、岩の下をくぐり、すぐ上の踊り場みたいなところでピッチをきる。2ピッチ目は右斜め上に向かって20mほど登ったところのしっかりした支点で終了。3ピッチ目を右から登り階段状の岩場を登る。4ピッチ、5ピッチ目、6ピッチは階段状の岩場を登り、適当なところでセルフを取り終了。ここら辺から風が強くなってくる。7ピッチ目、上部岩場は一番右側のしっかりした終了点があるテラスから登り、最後狭い凹角を抜けて終了。8ピッチ目も階段状の岩場を登り最後のチムニー下で終了。9ピッチ目はチムニー上の岩場を抜け、広くなったところでザックを降ろしビレイ。
今回は足慣らしということで主稜に行きましたが、グレードうんぬんというよりも、強風に耐えながらの我慢大会のようなクライミングでした。
12/27(日)雪のち晴れ
1,3,5,8ピッチ→U山 2,4,6,7,9ピッチ→せん
5:00赤岳鉱泉→7:00主稜取り付き→11:00赤岳山頂→13:30赤岳鉱泉
登攀中はガスりまくり、強風だったのに下山中に青空が見えてくるのはお約束。
来月予定している小同心が良く見えました。
せん