2025/8/30-31 湯檜曽川本谷 沢登り

2025/8/30-31 湯檜曽川本谷 沢登り

F屋さんリーダーのもと、シンさん、F田さん、N藤さん、K田さん、N尾さん、Oの総勢7人で、湯檜曽川本谷に行ってきました。

前夜出発して土合駅で仮眠を取り、翌朝白毛門駐車場から新道経由で出発しました。沢日和の湿度の高い日でしたが、雲が若干出ていたためギラギラと暑い感じではありませんでした。

2時間半ほど歩いて入渓。泳げる深さのきれいな沢にテンションが上がります。シンさんは始めから泳ぎモードに入っていました。水が冷たくて気持ち良い!

歩き始めからK田さんの、メルカリで買った沢靴のソールが剥がれてしまい、スリッパ状態となってしまいました涙。靴を少しでも持たすためにも、泳げるところは泳ごうの方式で、うなぎの寝床もみんなで泳いで進みました。

途中まだ雪渓が残っている場所もあり、水も滴る岩を、体のすぐ間横を溶けた雪の塊が落ちる中進んでいきました。結構スリリングで、寒かったのは雪渓内の涼しい気温のせいだけではなかったです。

ロープは3回は出す!という宣言どおり、少し危険かな、と思う場所にF屋リーダーがいち早く先頭を切ってロープをセットしてくれたので、小滝やナメ滝を存分に楽しみながら進むことができました。

直登したり、巻いたり寝たり泳いだり、各自が思うように遊べて沢はやっぱり楽しい。ただ、夏の終わりともあって草の生い茂りが半端なく、沢登り自体よりも、巻き道のトラバースが怖かったです。フェルトの靴は特に、草付きの道では面白いほど滑ってしまいます。巻き道でもロープを出して慎重に進んだので、想定よりかなり時間を要しました。

二股で幕営予定でしたがそこまで行くのは難しい、でもできれば大滝を越えたいね、ということで歩みを進めていきましたが、大滝手前の滝の巻き道のトラバースが、ルートも草でおおわれて不明瞭、且つ急斜面でどうにもこうにも進めずでした。N藤さんに色々フォローしてもらいながら、先行メンバーの戻り道をロープで確保しました。

暗くなってきたのもあって少し戻った広場で泊まることにしました。ここまで行動時間12時間、お腹ペコペコです。F屋さんが準備してくれた米2kgを焚き、みんなで焚火の中で食べたポトフは体にしみました。K田さん、N尾さん、Oは泊り沢は初めてでしたが、満天の星空を見ながらゆっくり眠ることができました。

翌日は前日のお米をカレーリゾットにして、F屋さんご飯でみんな満腹。6:30に出発し、再度昨日のトラバースをやり直します。明るくても難しいトラバースでした。ロープを2ルート出して何とか前に進むことができました。

幕営予定だった二股は、思ったよりも開けていなくて、沢の左右にところどころ泊まれそうな広場がある感じでした。

今回のルート一番のハイライト、大滝は、左に巻いた跡のハーケンが色々打ってありましたが、まぁまぁ辛い。K田さんがスリッパ靴で先行してロープを張ってくれると同時に、F田さんが大滝直登ルートも切り開いてくれました。F田さんだから大丈夫、と思いつつも、途中支点が取れない滝の中を登っていく後ろ姿には本当に緊張しました。

そしていくつかの滝やナメを超えて、草の生い茂るツメを抜けて朝日岳へ。あーしんどかった、でも楽しかった!そしてこの時点でかなり体力消耗していました。。

そこからの長い下山で、N尾さんとOはぐったりバテバテとなり、休憩ポイントでK田さんが鍋を太鼓がわりにたたいてくれる音に元気づけられながら、なんとか白毛門駐車場までたどり着くことができました。2日目も12時間行動となってしまいました。

行程もルートも、また行こうね、と気軽に行ける場所ではないなと思いましたが、沢の色々を存分に楽しむことができた良い2日間でした。F屋リーダー、みなさま、どうもありがとうございました!

【行程】

1日目 白毛門駐車場(7:00)-入渓(9:30)-ウナギの寝床(12:00)-雪渓ポイント(12:30)-ツチノコポットホール(15:00)-20m滝(18:00)-幕営地(19:30)

2日目 幕営地(6:30)-大滝(10:00)-朝日岳(13:00)-白毛門駐車場(18:30)