こんにちは、Kuです。今年は一気に寒くなりましたね🥶
アイスクライミングシーズンの到来を告げる(?)裏同心ルンゼ凍結とのことで、週末は、Kaさん、Koさんと八ヶ岳に行ってきました!
行程は、1日目に美濃戸口から赤岳鉱泉へ。時間があれば偵察などして、赤岳鉱泉に戻り幕営。翌日は裏同心ルンゼを登り、稜線から大同心稜で下りてくる計画です。
9時、美濃戸口到着。今回はここから歩き始めました。それにしても、厳冬期の幕営とアイスクライミングの荷物が、肩に腰に足に圧し掛かってくる・・・今シーズンの雪山一発目ということもあり、何か忘れていそうな不安感。
美濃戸口からの林道は前日までの降雪でチェーンスパイクが便利。
赤岳鉱泉には13時ごろ到着。動きを止めた途端に体が凍結するような寒さ。テントを張っているだけで凍えてきます。(アイスキャンディーは製作中でした。)
幕営後は、裏同心ルンゼへF1を見物に行きました。
暗くなる前にそそくさとテントへ戻ります。夜はKoさんがキムチ鍋を作ってくれました。あったまりますー😊
早朝は-20°ぐらいまでは冷え込んだようですが、寝袋は靴下へのカイロ作戦が効いたのかポカポカでした。
朝はカチカチに凍った鍋の残りを温めなおしてリゾットへ。腹ごしらえして、7時半ごろ出発。
途中、登山道から分岐し、トレースをたどって裏同心ルンゼを登っていきます。
8時過ぎ、F1到着。前には先行2パーティー。後ろからも2,3パーティー続々とやってきます。さすが人気ルートですね!
F1は、左のルートを先行のパーティーの方が登っていたので右の凹角からルートどり。優しめな登りですが、シーズン初のアイスクライミングなのでちょっと緊張です。
因みに、意気揚々と持ってきた自分のアクションカメラは、F1に登り始める前から寒さにやられて文鎮になりました。まだまだマイナス12°C?15°C?ぐらいなのにねー、ねー🥶
Kaさんの次は、Ku、Koさんと続きました。
F1を越えた後は少しだけ雪の斜面を登りますが、F2はすぐそこ。
F2基部からは、F3の基部まで50mちょうど。F3を越えようとすると50mでは足りず。ビレイヤーがちょうど滝の下にいたため、クライマーとお互いの声が届きづらく意思疎通に手間どってしまい、、、後続パーティーの方たちに伝言して頂いたり(滝から離れていた方が声が届きやすかったらしい)、お待たせしたりとご迷惑おかけしてしまいました。。。
F2は最初の小滝と途中、ちょっとした垂直の滝あり。雪の傾斜も割と長くて息が切れます。行列のプレッシャーから息も絶え絶えにF2を登りきると、F3が出てきました。F3基部の左脇にペツル支点あり。
F3を登りきると、少し歩きが続きます。ロープをつなげたまま雪を登りました。この辺りから雲行きが怪しくなってきた。。。
途中、F4と思しきナメ滝は雪の下に氷が見え隠れの状態。ここはフリーで登りきるとF5の取り付きのすぐ下に到着。心なしか腕が重い、、、
F5の滝下は積もっていました。稜線が近いため風雪も多少強くなってきて、滝の落ち口直下はちょっとしたチリ雪崩。
F5は右からルート取りしました。自分は氷へ取り付くところの足場が新雪で立ち込めずに取り付くのに難儀してしまい、、、スクリュー回収はKoさんに行って頂きました。
この滝を越えると雪が積もった緩斜面。この最後の雪のラッセルが今回で一番しんどかったです(笑)それを越えると左奥の木?に残置支点があります。右奥にも支点あり。
クライミングはここで終了。この後は稜線まで出たら大同心稜から下山します。めっちゃ寒くなってきた。
ちなみにF5を登っている間に、先行者のトレースが消えちまったので、稜線まで数十メートルをトレース作り。今シーズン初😎
その後は大同心基部をトラバースしながら雪の付いた岩稜帯を行きます。まだまだ風は強いですが、ホワイトアウトするほどの悪天候でもありません。
12時半、大同心稜と合流し樹林帯まで下りてきたところで、やっと一息。ほっとして、お腹空いてきたー😅
13時半、赤岳鉱泉に帰還。体が凍えないうちに、ちゃっちゃと片付けるとテント場を後にしました。帰り際に見たアイスキャンディーは少し成長していた気がします。
下山後は、八ヶ岳山荘でコーヒーを頂いてほっこりしました。いやー、寒かった!
今年初のアイス&冬の八ヶ岳ということで、手がかじかむわ、足が痛いわ、アイスクライミングって極限の遊びだったなと、改めて思い出させて頂きました😆(めっちゃ寒いけど、楽しい!)ルートアイスということで、たくさん滝を登れたし、氷のコンディションも良く楽しかったです。天気は少し曇ってしまいましたが、八ヶ岳の冬でないと見れない景色、最高でした。
Kaさん、Koさん、ありがとうございました!