神奈川県在住のクライマーなら一度は行ってるであろう広沢寺(藤岩)で遭難対策訓練(セルフレスキュー訓練)が行われました。会としての定例行事となっていて実地訓練と座学で二日間行われる訓練の初日となります
実際に当日やった訓練内容は、懸垂下降から仮固定をして登り返し(間違った地点に懸垂で降りてしまった時などに登り返す方法)や、ハーケンでの支点作り、介助懸垂(負傷者と一緒に懸垂下降する方法)、ロープ連結部通過を伴う懸垂下降(懸垂中ロープの結び目をまたぐ方法)、アブミ(簡易ハシゴ)を使った登攀体験、ビレイヤーのビレイ脱出方法(クライマーの負傷による宙吊り状態時やその他何らかの状況によりビレイを中断してロープを木や岩などに仮固定する方法)、2人パーティーの際の搬送方法(ロープやスリングを使って背負い易くする方法)、多人数での下山時の負傷者搬送方法など。
上記以外にも今回時間の関係上出来なかった予定メニューがあったが参加人数が多かったので全部はさすがに難しかったが今回講師であるFさんがかなり訓練に向けて準備をしてくださった事と、絶対やるんだという気迫に押され我々参加者も皆頑張って予定の内容をほとんど訓練することが出来ました。例え有料でも参加したい実践的な濃い内容となっていました。
各訓練の技術的内容は割愛しますが、こういった訓練を受けられるのは山岳会に入会する事の大きなメリットの一つだと思います。いくら山岳関係の書籍や動画みても実際やってみないと要所のコツの掴み方や難しさは理解出来ないと思います
また一緒に山行に行く機会が多いメンバーと非常時の対応方法を共有しておくのは安心となり、それが安全な山行に繋がっていくと思います
もちろん、セルフレスキューが必要な状態にならない事が大切です
それに関して会の先輩がクライミングの技術的にも体力的にも自分の限界の6割~7割程度で下山出来るルートや難易度で計画することも大切だと言っていましたがその通りだと思いました
初ブログ投稿なので若干硬い文書になってしまいましたが真剣さの中にも楽しさが沢山あったのでその辺は写真で雰囲気が伝わればと思います
今回の遭難対策訓練の担当者の皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!