2025年11月15日~16日、大台ケ原 サマーコレクション&御在所 中尾根マルチピッチ

2025年11月15日~16日、大台ケ原 サマーコレクション&御在所 中尾根マルチピッチ

ハイデー!

2025年3回目の大台ケ原サマーコレクションの計画でやっと行けました!

5月の計画は雨予報で中止。

10月は不安定な天気予報ながら、7時間かけて横浜から奈良県まで行ったのに、現地にてしっかり雨。現地にてお風呂入って、天理スタミナラーメン食べて、日帰りでとんぼ返り、往復14時間車移動。。

そして、意地の3回目計画でついに行けました!もちろん核心は参加者、Oさん、モッチー、kuriちゃん、わたしFのモチベーション。誰かが「もう行かなくていいんじゃねー」と言ってしまったら、今にも消えてしまいそうな意志は簡単に崩れ落ちてしまう。そんな崖っぷちの計画でしたが何とか実現!すばらしっ✌️

横浜から新東名、伊勢湾岸道、名阪国道と乗り継いで針ICにて国道を走行して大台ケ原ビジターセンターへ。夏には日帰りで長島スパーランドにてプール遊びもしているため、もはや名古屋は近場の域。

名阪国道の針IC付近の24時間営業のガソリンスタンドで給油は必須。前回の10月はそこをスルーしてしまい夜中に営業しているガソリンスタンドを探して遠回りをしてしまった。

大台ケ原ビジターセンター!今回は快晴やー🌞朝方は風が冷たく「クライミングできるのか?」というくらい寒かったが、日中は暖かかった。

ビジターセンター駐車場からの登山道はこんな感じ。

看板のところで登山道を外れてシオカラ谷方面に下山する。テープがところどころにある。看板で登山道を外れて少しトラバース。トラバースは下の写真のような道。

尾根状のところを一つ越えたらシオカラ谷に向かう沢地形になるので、そこを下っていく。下の写真はその沢地形を下って半分くらい行ったところ。ガラガラで結構悪い。落石注意。

テープに従って沢地形から次に「谷底に向かって右側の岩壁」伝いに進む。10月の敗退時は取り付き点まで下見しているのでアプローチはばっちり👌

シオカラ谷が見えてくる。引き続き右側の壁伝いにトラバース気味に進む。

右壁のサンダーボルトのある岩場を見ながら、壁伝いを引き続きトラバースしていき、少し尾根状のところを乗り越すと、サマーコレクションの取り付きに到着!順調にいってビジターセンターから1時間くらい。1ピッチ目はロープ不要とのことだが、そんなにやさしくないので慎重に。出すならロープ出した方が良いかもだがノープロテクション。カムは使えそうだが、2ピッチ目以降はカムは不要。全体のグレードを通して、辛めなので、油断しない方が良いかと。

2ピッチ目スタートの「例のやつ」。サマーとは言うけど、11月半ばですら南面で暖かいので、「8月20日」は暑かったのでは。

実質クライミングスタートの2ピッチ目。10aだー!よっしゃー行くぞ!

ハイ、私は早速テンションっ!しかもフォローな・の・にっ

言い訳①:自分、荷物一杯持つ人なんで

言い訳②:砂岩なので岩の表面にうっすら粉が付いているみたいでフリクション信用できない

言い訳③:グレード見て舐めてたからクライミングシューズ大き目、ソール固めで足裏感覚が。。。

言い訳④:ハンドホールド結構甘く、スタンスも外傾多し。The スラブ登り。

サマーコレクション、やさしくないので要注意!いまさらですがー、オーダーはOさんとモッチー、kuriちゃんとFです。

3ピッチ目。これもなかなか辛い、がっ、私はリーチがある方なのでやり易い部類。リーチがないとやっぱり怖そう。

4ピッチ目、核心のやつ。15mだが怖い。theスラブ。私のチームの方はkuriちゃんがしっかりリードしてくれました🙌ありがたや。

5.8の5ピッチ目を経て、次は6ピッチ目の「バンドのトラバース」。

他の山行記録にある通り、少しわかりづらい。岩の上方を見て左にトラバースするもの。バンドが凹を経て左面の壁に向かい、左上に伸びるバンドを登っていくもの。支点のボルトを追っていけばよいのだが、パッと見で左の壁が「こんなところ登るの?」という感じ。でもいざそのバンドに入るとそれほど困難ではない。下図の写真は6ピッチ目スタート地点(=5ピッチ目終了点)から上に向かって撮影したもの。赤矢印は「トラバースで凹角を経た後の左上するバンド」。黄色丸の木でピッチを切る。7ピッチ目が青矢印。

はいっ、ドーンっ!ハイライトのやつっ!7ピッチ目のトラバースのすごいやつ。もちろん私たちパーリーはkuriちゃんがリードっ!すごっ

ピッチピッチの8ピッチ目!手前に写るのは全ピッチ「オ・ン・サ・イ・ト」で車中の寝顔も含めて終始ドヤ顔のモッチー🤥

やっとこさの9ピッチ目終了点!最後の最後でちょっとしたハング越えが出てくる。

意地の執着心でやっとこさサマーコレクション終了っ!おつかれっした!

尾根道を伝って戻る間に空はすっかり「片割れ時」。幻想的な景色が視界いっぱいに広がる。いい日旅立ち

登山口を外れた看板のところに戻るころには真っ暗。

10月の日帰りが辛かったので、今回は2日間の日程。せっかく遠方に来たので、2日目は瑞浪か、御在所か鳳来の予定を立てたが、、、

サマーコレクションのやり遂げ感と疲労でビジターセンターを出発した車内には「もう明日、帰るだけでいいんじゃねー」の雰囲気が漂う。

とりあえず、途中の国道169号線「中華料理 仁」にて夕食を食べる。個性的な天津飯。ここの料理うまかった😊餃子もいと美味し❤️

気力を取り戻し、明日は御在所の中尾根を登ることとし、みんなの尻を叩く!

テントで足を延ばしてちゃんと休めば、明日も気力が戻るはず。

23時頃に御在所のある四日市付近の某所に到着。テントを設営しようとしすると、なんとっ。

そこにあるのはスノーフライとレインフライ、あとポール。「のみ」。

ということで、アスファルト上、露天にて就寝と相成りました。合掌。

翌朝の御在所は晴天だー🌞

中尾根までのアプローチと登りルートは「岩と沢」というブログの「【御在所岳】中尾根クライミング|初めてでも安心!アプローチ、トポ、下山路」がすごくわかりやすかった。ありがとうございます!

中尾根P4下部 1ピッチ目ワイドクラック

四日市市街から近くていいなー♪私にとって初めての御在所でしたが、立地もいいしやれることも多いしほんといい山だなー。

P4を2ピッチ登ってP4ピークに行ったら、歩いて少し下ってP3取り付きに至る。下の写真はP3のピッチの終了点からP3取り付き方向を撮影したもの。

中尾根P3 3ピッチ目、ワイドクラック登りでクラック内に入るとちと難しい。クラックに入らずフェイスでホールドを拾っていくとそうでもないらしい。

P3ピークからはギャップに懸垂下降。

P3とP2の間のギャップ。

P2の登り初めのハングしているところ。ひっくり返されることを恐れず右ハイステップ&上部のカチで耐えることができればフリーで登れる。その先はボルトもあるがコンマ0.5以下のカムが3,4本あると安心。それらを決められるフィンガーサイズのクラックが走っているため。

黄色丸がP2の下部ピッチの終了点。登っているのがP2上部。

P2ピークで予定の12時の打ち切りタイムになったので終了!ここから横浜まで今日中に帰らなくてはいけないため。

P2からは、P2とP3の間のギャップに向かって懸垂。ギャップからは四日市市市街(よっかいちししがい!)側のボルトのあるやや慎重を要するトラバースにて、P3の脇を通ってP4ピークに至り、そこからP4取り付き点まで懸垂下降。ギャップ以降のこの下降が正しいのかは不明。P4懸垂支点の取り方や、ロープスタックの可能性などを考えると「これで間違いない」とも言い切れない。

下の写真はP3の脇を通って、P4のピーク付近のところ。下の人がいるところに下がって懸垂下降をした方が良いが、そこまでクライムダウンするのは危険なので、5mくらいのこの高さも一応懸垂した。

横浜から奈良、三重への2日間の遠征クライミング終了!御在所でお風呂に入って、帰路に就いた。

帰りは渋滞なく、4時間くらいで横浜に着いた。御在所もはや近場。本当にいい山だったのでまたちょくちょく来ます。

Oさん、モッチー、kuriちゃん、遠征お疲れさまでしたっ!テント忘れて、さーせん。

F