かなり前から一度は歩いておきたいと思っていた剱岳北方稜線です。今回のルートは、黒部ダム ー 真砂沢 ー 池ノ平小屋 ー 剱本峰 ー 剱沢 ー 室堂です。(剱岳北方稜線のほんらいの尾根は赤谷山を繫げる長いものですが、今回はその一部です)。。。思っていた以上に、体力と、リスクを回避する行動を求められました。(ん、私がまだまだだからです。。(笑))

青い空がまぶしい! はじめの日は標高が低いので暑すぎ~((+_+))

砂沢ロッジの主人、坂本心平さん(大学の1つ上の先輩)懐かしいー。今年は人手が足りず10月まで下山できそうにないとのこと、、本当にお疲れさまです。

しっかり雪渓が見えます!小窓雪渓かな。

仙人池ヒュッテにも立ち寄りました! 池に映る剱の稜線は最高の眺めです♪

3日目、池ノ平を3時50分頃の暗いうちに出発し途中で夜明け。前日の偵察は正解。

小窓雪渓。このあたりは歩きやすい。

ここが核心に感じた!(小窓から小窓の王に行く途中の雪渓(トラバースで40~50mを少し降りていくかんじ。)

トラバース後に振り返るとこんな景色。今回のこの時期だから残っている雪渓かもしれません。

池ノ谷ガリー。。うーんこれのぼんのかー

発射台を慎重に下降。

景色は最高ー♪

やっと到着。剱沢です。
■雪渓:この時期は7月で雪渓は、あるほうと思う。今回、小窓雪渓は歩きやすい。しかし、小窓から小窓の王に行く途中の雪渓(トラバースで40~50mを少し降りていくかんじ。手足きかせて前爪で壁を登る姿勢でトラバースした)は、傾斜も強く滑ると滑落しそうで、非常に緊張した。(今回の核心と感じた)
■ルートファインディング:ルートを調べておいて、現地では丁寧に探せば、ピンテもところどころにあり、踏み跡を見つけることができた。朝一に暗い期間に、小屋から近くの小雪渓を横断したが、前日に偵察して対岸のマーキングを見つけておいたのは正解だった。池ノ谷ガリーは、八ツ峰側は下降のパーティがいて、落石の来ない左寄りをへつる。長次郎の頭は巻かずに尾根を辿ったため、残置利用の懸垂を1回使用(巻道ならロープ使わないのだろう)。剱岳本峰超えてから、リスクはなくなるがまだまだ長く気持ちがだれた(^^)。
■装備:軽量化に努めたが、相方のほうが優れていたので見直そう(食糧が多すぎなのか。。。また、簡易ハーネスはスリングで手作りしたが、長時間歩くときは途中ズレて良くないかんじでした。
■1、2日目:当初は、初日に池の平まで行く予定であったが、エンジンかからず(というか、熱中症かと思う感じに朦朧としていて、初日は真砂沢までにしていただいた。結果しっかり休めて、大学時代の先輩にも会えてとても嬉しかったです! いろいろありがとうございました。
■落石:チンネから池ノ谷ガリーを抜けるあたりは、岩場に人が取り付いていると落石多いかも。できるだけ落石の来ないルート取りがいい。
■天候:事前の考えでは、梅雨明けすぐの夏に移行する直前の快晴を狙ったつもりだった。しかし、今年は梅雨がほとんどなく、すでに入道雲の午後の雨・雷の天候になりつつあった。なので午後の雷雨に合わないように「午前中に勝負を終わらす」よう心がけた。 遠い稜線ではゴロゴロ鳴っていたが、今回幸運なことに、私達の歩いたエリアは雨も雷もほぼなく、恵まれたものとなった。
今回ご一緒させていただいたのは、当会のMっち、他会のOさんと私NAB。久しぶりに長い山行でしたが、懸念していた捻挫の回復中の足もなんとか耐えてくれました。またペースの遅い私にも優しい仲間に恵まれた充実した山行となりました。ありがとうございました、またよろしくです! NAB
1日目:黒部ダム7:50-真砂沢ロッジ天場15:20/2日目:真砂沢6:00-仙人池ヒュッテ9:40-池ノ平小屋天場10:40/3日目:池ノ平3:50-小窓(乗越)6:10-三ノ窓9:40長次郎のコル11:48-剱岳12:15-剱山荘15:00-剱沢キャンプ場/4日目:4:30-室堂7:50