お久方ぶりです、Kuです。気が付けばもう残雪期も終わりそうですが、3月にFnさん、Koさんと残雪の小同心クラックに行ってきました。
自分は小同心も大同心どちらも、見るのも登るのも初めてですが、Koさんは毎年狙っては天気に阻まれで3年越しとのこと!日曜日は悪天予報だったため、どうなるかと思われましたが、土曜日は快晴とのことで日帰りで決行となりました。
午前中は爆風予報だったため、稜線に出る時間帯を調整するため、少しゆっくり目に赤岳山荘を出発しました。まずは赤岳鉱泉まで。思ったよりは雪ありました。赤岳鉱泉到着、、、ここで大事なことに気付く。スマホと財布と貴重品一式を車に置いてきてもうた。。。やってしまった😱😱
赤岳鉱泉からは、硫黄岳方面の登山口を行き、途中、大同心沢の分岐を右に入ります。迷い込み防止のロープあり。ここから先もトレースはしっかりしていました。トレースが分かれ、沢沿いに右に行くと大同心大滝行けるとのこと。今回は小同心に行くため、尾根沿いをひたすら登っていきます。
これが結構な急登。ステップがしっかりしていたのでほぼほぼつぼ足で行きました。朝はまだカリカリの箇所も一部あったので、チェンスパが安全かもしれません。帰りは逆に雪が腐っていてバランスとられるところも多かったです。
急登を登ること1時間?大同心が見えてきました。Fnリーダーの背中が見えてきた。追い越した!
今回のルートは大同心の基部からトラバースして小同心の基部から登攀し、小同心の頭を越えて横岳奥の院まで。その後大同心の中央稜を下降しました。大きな荷物は大同心基部へ残置。ここでアイゼンを装着し、アックスも装備しました。
大同心から小同心の基部へ向かうトラバースはトレースはしっかりしているのですが、雪が緩いのもあり、少し緊張しました。でも、ここから見る大同心は迫力あります。そうこうしていると、上から雪の塊が落ちてくるのでさっさと移動。
Fnリーダーが見かねてスマホを貸してくれたので、ここからは写真撮影に専念。人のスマホでめっちゃ写真撮影します🤣
小同心取りつき到着。それにしても雪が全然ない。
Fnさんオールリード。1ピッチ目。途中でピッチは切らなかったので、50mダブルロープで40m近くは伸ばしたはず。割と長い。
足はアイゼン、手はグローブ。ただし、ピッケル使用しない状態。ドライツーリングでもないと思うし何という登り方だろう、、、アイトレしておいてよかったと思いつつ、まさかおニューのアックスを邪魔に感じることになるとは・・・ガバはたくさんあるので、グローブでもがっちり掴めます。ガバ過ぎて、岩がもげないか不安になるレベル。
1ピッチ目終了点から。赤岳、阿弥陀岳がばっちり見えます。
2ピッチ目。クラック、チムニー。チムニーに体とか頭をぶつけながら登る。雪は相変わらずない。肩の力入れすぎだったけど、登りは楽しかった。
最後はチムニーからひょこっと出てきます。
3ピッチ目。始めから直上していく。場所狭いのでビレイがやりづらそうだった。今日は暖かく、風も当たらないのでのんびりできました。ここも相変わらず雪はほぼなかったです。
最後は小同心の頭に出る。
3ピッチ目の終了点を超えると、やっと目の前に横岳が姿を現し、雪もやっと出てきました。ここから横岳の基部までロープをコンテで伸ばして尾根沿いに歩き。
ここは通り抜けられるみたい。怒られそうだけど。
Fnリーダーいわく、ここから左にトラバースして登山道にも出れるみたいですが、小同心デビューのうちら二人を振り返り、しょうがねぇなぁと直登。ありがとうございます!
トラバース方向。左の方を見てみると確かに登山客らしき人影が。
この最終ピッチでやっとアックスが活躍。刺さってくれてよかったー!
最終1ピッチで横岳山頂まで行ってしまいます。
無事横岳到着。風も強くないし天気も最高で、赤岳、阿弥陀岳方面が良く見えました。
天気も良かったので混雑するかと思いましたが、それほど多くなくちょうどよい間隔でのんびり登ることができました。
帰りは大同心の中央稜で下降。2回ほど懸垂下降点で懸垂下降しました。雪がもう少しあればクライムダウンでも行けたのかも。
ちょっと雪は少なかったですが、気温・風・天気、最高のコンディションで、これだけ気ままに登れて楽しかったです!
Fnさん、Koさん、ありがとうございました!!