こんにちは、Kuです。読図&沢訓練ということで、総勢13名で、丹沢の行者ヶ岳に行ってきました!
一般人には今シーズン初沢かなと思われ、4月の沢なんてめちゃ寒いんでは、と怯えておりましたが、近年、平年よりかなり早い夏日の訪れということで、気温は20度近かったと思われます。夏かとおもわれるような日差しで、個人的にはそれほど寒くありませんでした。
今回のルートは札掛から林道をあるき、ヤゲン沢に入渓、行者ヶ岳東尾根に詰めあがり、行者ヶ岳頂上へ。下山ルートは、地図読み実践として、行者ヶ岳東尾根を使いました。
朝8時、札掛駐車場集合。ここから入渓地点まで歩いて1時間程度です。
ゲートを越えて20分ほど、入渓地点の目印の看板が出てきました。
ここからはロープを出す時間など考慮して2チームに分かれていきます。
9時半、先行チーム出発。最初の堰堤を左から巻いて少し行くと、釣りをされてる方たちが見えたので、次の滝までは草付きを右から巻いていきました。踏み跡はあるので問題ありません。
15分ほど時間をあけて後行チーム出発。最初の滝。
最初の滝から少し行くと8m滝。これは右から巻きました。
その先もちょっとした滝があります。滑りやすそうなので補助ロープを出しました。Moさんおニューのロープとのことです。ここで先行・後行チーム合流。
滝を下から見るとこんな感じ。
ここからは当初の予定通り、先行・後行チーム分かれて先に進みます。先行チームは二又に到着。
進む方向を協議した結果、一人、右を主張する自分・・・。答えは左でした😅
この後もちょっとした小滝やなめを超えながら、順調に進んでいきます。日の当たる明るい沢で、びしょ濡れにはならないけども、ほどよくシャワークライミングを楽しめます。
2段の滝が出てきました。ここも念のためロープを出しました。本日2回目。
滝の裏側が気持ちよさそう。ちょっと寒いかもですが。
滝を越えたあとも逐次、進方向をチェック。大事です。
明るく開けていて楽しい沢です。
ここの滝がちょっと登りにくかったです。落ちないようにはなっているけど。
水が枯れてきました。ここからも沢は分かれていくので遡行図と地形図にコンパスと高度計とにらめっこしながら行き先を確認していきます。沢筋も尾根も地形図ではささやかにしか判別できないけれど、地形としてははっきり出てくるので右?左?真ん中?それとも真ん中ちょい左?といちいち迷う。。。細かい等高線を判別するために大き目の地形図に書き込みが必要だった、、、という声が聞こえてきました。
いよいよ沢が枯れたので、このまま東尾根へつめます。
傾斜が急になってくると滑りやすいので、慎重に登っていきます。落石も注意。ただ、目指す稜線が見えているのでほっとします。もうすぐゴール。
無事、尾根に出ました。待ち合わせ場所は行者ヶ岳頂上なので、左 西に向かいます。登山道ほどではないけれどもそれなりにしっかりした踏み跡になっていました。
お花が咲いてました。Sさんによると、馬酔木(アセビ)とのことです。
看板の裏手に出て、12:00 行者ヶ岳頂上に到着。お隣の鳥尾岳や、分かりやすい大山だけでなく、箱根外輪山も見えました。ピクニック日和です。後続パーティを待ちつつ、しばし休憩。
昼寝、気持ちよさそう。30分ほどして後行チームが到着しました。
全員集合したところで、山座同定や進む方角の確認などコンパスの使い方を復習。分かりやすい大山を目印に確認していきました。
下山は、3チームに分かれて地図読みしながら東尾根を下ります。書き込みした地図とコンパスに高度計を見ながら大体の位置を特定。
看板の裏から東に少し下りたあと、崩壊地の辺りから北東に尾根を下って行きます。922m地点を過ぎたところで、南東に大きく方向を変えて下降していくポイントを探しているといい感じに柵が。もう少し進むことにしました。
少し進むと尾根の傾斜が少し急になってきました。ということでそろそろ進路変更。歩けそうなルートを取りながらなるべく南東方向へ下降しました。
方向が変わるところでは、みんなで地形図をチェック。
沢の音が近づいてきたので、沢を目指して下りていくと最初の堰堤に到着、登山靴で何とか渡渉して、、、入渓地点に戻ってきました!
15時半、少し間を開けて3チームとも無事、駐車場まで戻ってきました。
暖かい気候の沢日和で沢も楽しめたし、久しぶりに地図読みも思い出せました。準備万端、これからの沢シーズン楽しみたいです😊ありがとうございました!
ちなみに、ヒル被害はFj(男性)さんおひとりでした。なんとストッキングの伝線箇所からやられたそうです・・・🤣