人気のバリエーションルートに私M、Tさんと行ってまいりました。
<1日目>
上高地⇒涸沢ヒュッテ
6時過ぎ、上高地バスターミナル着。
雨雲の通過を待つためしばし待機。慰霊碑参りや虹の撮影したりして待ちました。
7時過ぎ、雨が弱まり、横尾山荘まで3時間のハイキング🏔 登山道や小屋にはたくさんの人!
徳澤ロッジはリニューアルしてインスタ映えしそうなめちゃくちゃおしゃれなグランピング施設ができていました(*_*)(いつか泊まってみたい。)
本谷橋からは登り。久しぶりの泊まり装備に加え、ギア類の重さが身体にくるぅ〜涙。
軽量化をさぼったことを後悔しました・・・
ゆっくり登り、14:00に涸沢ヒュッテに着。
明日の渋滞を懸念し、ここから5・6のコルに上がって幕営も考えましたが、総合的に判断し涸沢で幕営しました。
ビール&昼寝後、山岳救助隊の方の安全登山のガイダンスを聞いたり、5・6のコルへのルート偵察したりして情報収集。
各々食事し、20時に就寝。
Tさん、寝ようとなった3分後にはすやすや寝ていました(笑) 寝つき早いのうらやましい。
<2日目>
4時過ぎに涸沢発。涸沢から北尾根を見ると、既に3峰にとりついているパーティーや、5・6のコルに向かい歩いているパーティーが何パーティーか見えました。これは渋滞必至か?
5・6のコルへは、涸沢ヒュッテの裏にあるヘリポートの脇道から、雪渓沿いにガレをあがり、途中でコルへ続く谷に入り、わかりやすい踏み跡をたどります。前日の明るいうちに偵察しておいてよかった。
5時半 5・6のコルへ到着。
5峰
5峰~山頂までのうち、この5峰が一番ガレていて落石に気を使った登りでした。一度足元のサッカーボールサイズの岩がぐらっとし、その後も不安定な岩場にいきなりメンタルを削られる・・・。
4峰
先行が3組見え、5峰ピークから4峰のルートをみていると、各々のパーティーが違うルートを行っており惑わされる。心配なので、ここからハーネス装着しました。
事前情報と違うルートに進んだパーティーは、途中で行き詰まっているようで、ロープをだしていました。私たちは下調べ通り、大岩の基部を左回りのルートでいったので、特に難しい箇所はなく通過できました。
4峰ピークにつくと、3峰がどーんと現れ、取り付いているパーティーが4組みえました。ちっちゃい人間が岩にたくさん挟まって、ミニチュアを見ているようで面白い。
待ち時間もあるので、4峰ピークからしばらく偵察。でもなんだかカンニングしているようで多少罪悪感が湧きます。
3峰1P目
3・4のコルから20mほど歩き。ロープは出さずに行き、そんなに広くないテラスに終了点があるので2P目からロープ出していきます。
2P目 3峰の核心、Tさんリード。ここはクラック部分が右と左に分かれていて、右はⅣ級、左はⅢ級とのこと。支点が多いため右ルートに誘導されやすいようです。4峰からのルーファイだと、先行Pはみな同じルート取りをしていたので、我々もⅢ級のつもりで登っていきました。が、近くに来ると、思った以上に広いクラックとすべすべの岩で、フォローでもやや緊張した箇所でした。クラックのさらに左に登りやすそうなラインがあるのが気にはなりましたが、やはり後でよくよく調べたら我々含む先行者はみな右ルートを行っていたようでした(^^;)
3P目 Mリード。階段上のチムニーを抜け、大岩に突き当たると左上します。チムニーを抜けると岩が立ってきてやや緊張しますが、ホールドはたくさんあり登りやすい。終了点のボルトはなかったので、岩で取りました。
4P目 歩きなのでコンテで行きました。4P目でピークに行くみたいですが、巻いてしまったようです(^^;)
3峰から2峰へは、尾根をたどればまもなく2峰に着きます。懸垂支点があるのでわかりやすい。2峰からは山頂にいる登山客が大勢見えました。山頂もうすぐ!コンテを解いて、気を抜くことなく懸垂のセットをしっかり確認し、1・2峰のコルに5~6m降ります。クライムダウンする人もいるみたいですが私は怖くてできません・・・
10時半 無事山頂に到着!!別に良い事しているわけじゃないのに、登山客の方に褒めてもらえてなんかうれしい(笑)
このルートは褒められて伸びる子向けです。by Tさん
11時過ぎ、下山開始。
地味に長い下りをひたすら歩き、15時半に上高地に下山しました。
本当に行けてよかったです。また行きたい!
Tさん一緒に行っていただきありがとうございました。
M