この連休、熊野古道小辺路(高野山~熊野大社)を歩&走破する予定だったが、ご存じ台風17号の通過で、昨年に引き続き断念。(>_<)
但し、初日だけは空海、即ち弘法大師も歩かれたとされる表参道の町石道を辿って、高野山までアプローチした。
スタートは紀の川べりの九度山の慈尊院、弘法大師のお母様が住み、お大師様が月に九度高野山を下り会いに来たから、九度山というらしい。また、後醍醐天皇の父である後宇多上皇はここで、ここに来られたことに感動し涙を流されたとされ、ここで初めて草履を履かれ、町石道を辿って高野山まで行かれたとのこと。
町石道の町とは距離の単位で一町=約109mで、鎌倉時代に一町おきに町石が建てられ、慈尊院~高野山の壇上伽藍の根本大塔まで180町石約21km。
しばらく町石道は登りで途中の展望台からは紀の川と橋本市街がよく見えた♪このあたりは柿畑で町石はこんな感じ。敬虔な信者は傍らの町石全てに祈りを捧げたという。
町石は先の説明通り鎌倉時代に建てられたので、部分破損しているものも多く、補修、若しくは傍に新しいものが建てられたりしていた。新しい町石は高野山からの町数が読みやすく、現在の進捗が把握できた。
途中、後からできたゴルフ場の横をかすめ、高野山大門へ。
高野山を尾瀬で例えると、九度山は戸倉、大門は鳩待峠、緩い下りで
たどり着く壇上伽藍が山ノ鼻。高野山エリアの標高は約800mと低いものの、山の上が平らで町になっているのだ。
大門から先、いきなり町でとまどった。
ゴールの壇上伽藍手前に一町石。そして根本大塔。づがれた~!
TK