滝谷ドーム中央稜行ってきました。
9月22日(土)雨
昼頃から晴れる予報を信じて、雨の中沢渡を出発。
上高地も当然雨。幸い雨足はそれほど強くない。
横尾に着くころには雨も上がり、青空が見えてきた。
途中涸沢を通過。この時点で14時半。今日はここまででいいんじゃないかと思う。テラスで生ビールを飲む人たちを横目に北穂を目指す。
北穂南稜の登山道は昼まで降っていた雨の影響で川と化していた。
17時に北穂のテン場に到着。小屋が遠い。
久しぶりに丸々1日歩いたので酒も飲まず飯食ってトイレ行って就寝。
9月23日(日)晴れ
めちゃくちゃいい天気。
でも滝谷は北面で寒そうだったので少し遅めの出発。
涸沢岳方面へ縦走路を歩き、鎖場を降りきったところで登山道と別れドームを目指す。
踏み跡を辿って懸垂をし、少し上り返したところがドーム中央稜の取付き。すでに1パーティが取付いており、後ろに2パーティが待機していたので、自分たちは4番目。じっとしているとかなり寒い。フリースとカッパを着込んで順番を待つ。
取付きに着いてから約1時間、ようやく順番がまわってきた。チムニー内部は思っていた以上に狭く、ザックを股の下にぶら下げて登る。ホールド、スタンスは豊富にあり登りやすい。チムニーを抜けピッチを切る。
2ピッチ目はフェイスからカンテ、そしてスラブと短いながら変化に富んだピッチ。途中岩の隙間にロープが挟まり動かなくなるというトラブルもあった以外はここも快適に登れて楽しいピッチだった。
3ピッチ目は歩き。今回のピッチの中で唯一日の当たるポイント。
4ピッチめは凹角からチョックストーンを越える。岩を抱え込み頭上のガバを掴んで登る。人工壁っぽくてちょっと楽しい。ここもチョックストーンを越えて少し上った広いテラスでピッチを切る。
5ピッチ目はフェイスからハング下を右にトラバース。頭上にはきれいなうろこ雲。秋を感じさせる空模様。
5ピッチ終了し、ドームの頭で休憩し、縦走路に戻る。
滝谷は真冬のように寒かったのに、縦走路に戻ったら夏の陽気でフリースやらダウンを着込んでいるのが不思議なくらい。
テン場に戻り撤収準備をして北穂を下る。再び涸沢で生ビールを飲む人たちを横目に下山。
徳澤園で18時半になったので、幕営。入山してから1日半。ようやくビールにありつけた。
9月24日(月)晴れ
徳澤園から上高地まで歩き。早朝の梓川沿いの林道は気持ちが良かった。
沢渡行のバスを待っていると同日程で屏風に行っていたSさん、Fさんが帰ってきた。バスの中で武勇伝を聞きながら沢渡へ。
中央道で軽く渋滞にはまりつつも昼には帰宅。
9/22(土)
8:30上高地→17:30北穂テン場
9/23(日)
6:50テン場→8:00ドーム中央稜取付き→12:30ドームの頭→18:30徳澤園
9/24(月)
5:30徳澤園→6:45上高地
せん