20220827 瑞牆山 トムソーヤの冒険

20220827 瑞牆山 トムソーヤの冒険

瑞牆山本峰南壁 トムソーヤの冒険に行ってきました。
メンバーは、シンさん、F田さん、Kさん、私Oです。

瑞垣山荘駐車場から、富士見平小屋を経て、大ヤスリ岩基部手前の赤テープを右折して岩の基部を回り込みながら歩いていくと、1ピッチ目取り付きに出ます。
瑞垣山荘からのアプローチは、休憩をゆっくり入れながら2時間半くらいでした。

岩の呼吸!?
取り付き

冒険がスタート!1ピッチ目はⅢ級程の木登り&山歩き。2ピッチ目洞窟手前の立ち木で支点を取りました。
2ピッチ目はⅣ+級、約15mの洞窟を登ります。
洞窟内は想像以上にきれいでしたが、思った以上に壁が立っていました!
どうやって登るのー--!?と、先行していたKさんの困った声の理由が分かりました。

洞窟の中の様子

リードのシンさん、F田さんは5番または6番のカムをクラックに入れ、バック&フットを効かせながら、
少し動くピナクルの岩をつかんでテラスまで出たとのこと、
足の位置や登り方のアドバイスをもらいながら、やっとのことテラスにつきました。

つなげる人もいるようですが、我々はここで切り、3ピッチ目Ⅳ級の5mを登りました。
テラスのクラックやピナクルで支点をとれます。

出口はメタボチェッカーになっていて、体の大きい人はつらい感じ!?
荷物はテラスの外側からF田さんに引き揚げてもらい、産道のような洞窟を通過することができました。

4ピッチ目Ⅲ級の木登り&岩登りを経て、コンテで進んでいくと、5ピッチ目のダルマフェースを走るきれいなクラックⅣ級が見えてきます。
これまで淡々と登っていたシンさんの、登りながら「ここ楽しい~♪」の声にテンションが上がります。
Ⅳ級とはいえ、上部はハンドがばっちりは決まらないうえ、ルートが微妙にカーブしていて、フォローで良かったです。
ここを登りながら楽しいとは。。。変人たちの道に足を踏み入れてしまった気がします(;’∀’)

クラック 下から見るか
上から見るか

登り切ってから次の支点までは、F田さんの手引きの元、カラビナでつなげた長スリングを使って一旦3m程懸垂をしてから、
滑りやすい砂&岩の壁を5m程登りました。

大ヤスリ岩をバックにビレイ


ここからは快適な3ピッチのⅡ~Ⅳ級の、山頂までの最後の冒険です。
コンテで登る人もいるようですが、私にとってはロープを出さないとスリルありすぎ感のルートでした。

最後のメタボチェッカーを経て山頂へ。
午後から崩れる天気予報にも関わらず、たくさんの人でにぎわっていました。
クライミングの登頂はその時私たちだけだったので、周りの人からのねぎらいの言葉に、少し鼻が高くなりました。

山頂から

大ヤスリ岩や金峰山、たくさんの展望を楽しんで山頂を後にして岐路につきます。
鼻が元通り低くなったころ、富士見平小屋の名水を体に染み込ませ、無事下山。
難しいところはシンさん、F田さんリードしていただいちゃったので、とにかく快適で楽しい冒険でした♪
また行きたい、おすすめルートの一つになりました。